
歩く・立つ・しゃがむ・階段を上がる。
これらの日常動作の中心となる「股関節」に痛みが出ると、生活の質が大きく低下します。
当院では、股関節だけではなく、骨盤・腰・膝・足首・筋膜ライン・姿勢バランス を総合的に評価し、原因を明確にしながら改善へ導きます。
■ こんなお悩みありませんか?
- 歩くと股関節の前・横・後ろが痛む
- 立ち上がる瞬間にズキッとする
- 階段がつらい(特に上りがきつい)
- あぐら・開脚がしにくい
- 朝の動き始めに股関節が固い
- 長時間座ると股関節が詰まる感じがする
- 病院で「変形性股関節症の一歩手前」と言われ不安
ひとつでも当てはまるなら、その痛みは 股関節だけが原因ではない可能性 が高いです。
■ 股関節の痛みの原因と整形疾患
股関節は“骨盤と太ももをつなぐ強力な関節”であり、人体の中で一番大きい関節です。
球体の関節であるため大きい可動性をもっていること、立ち仕事や歩行中は常に
体幹を支えている関節であり、姿勢・筋肉バランス・歩き方の影響をとても受けやすい部位です。
下の図をみてもわかる通り、両足立ちが片方ずつに1/3ずつ均等に荷重されますが、片脚ずつになると
3倍~5倍の範囲まで荷重量が跳ね上がります。
なので、正しく立つということは将来快適に過ごすために必要不可欠なことが分かります。
動作による股関節への荷重
体重60kgの場合、動作によって股関節(大腿骨頭)にかかる力は大きく変わります
両脚立ち
約1/3
各 約20 kg
片脚立ち
約3倍
約180 kg
歩く
約2〜4倍
120〜240 kg
走る
約4〜5倍
240〜300 kg
※歩行・走行はサイクルにより変化します
よく見る股関節痛の原因
下によく見る股関節痛の原因をまとめました。この段階では、数回の施術で改善することが多いです。
- 腸腰筋・大臀筋のアンバランス
→ 股関節前方の詰まり・痛みを引き起こす - 股関節インピンジメント(挟み込み)(FAI)
→ 動かすとつっかえる・鋭い痛みが出る - 骨盤の傾き(前傾・後傾)による負担
→ 股関節の可動域を制限し痛みを誘発 - 中殿筋の弱化による歩行の乱れ
→ 股関節外側の痛み(大転子痛)に発展 - ハムストリング・内転筋の過緊張
→ 股関節の動きをロックしてしまう - 足首の動きが悪く、股関節に負担が集中
→ 下半身全体の連動バランスが崩れる(下行性運動連鎖)
整体で股関節痛が改善しにくい理由は、
“多関節の連動(骨盤・腰・膝・足)が崩れている状態” を放置したままだからです。
股関節に作用する筋肉
股関節に作用する筋肉は、脊柱・骨盤・大腿骨など様々なところに付着しています。
股関節がつまったり、硬いなぁと感じている人はこの下の表を参考にして自分はどこが硬いのか認識することも意外と重要だったりします。
屈曲:ももあげ動作・しゃがみ込み、伸展:足を後ろに引く、外転:股を開く、内転:股を閉じる、外旋:膝を外側に向ける、内旋:膝を内側に向ける
股関節に作用する筋肉一覧
筋群・筋肉名・支配神経・股関節への作用
| 筋群 | 筋肉名 | 支配神経 | 股関節への作用 |
|---|---|---|---|
| 屈曲系 | |||
| 腸腰筋 | 大腰筋 | 腰神経叢(L2〜L4) | 屈曲 |
| 腸骨筋 | 大腿神経(L2〜L4) | 屈曲 |
|
| 大腿四頭筋 | 大腿直筋 | 大腿神経(L2〜L4) | 屈曲 |
| 内側広筋 | 作用なし | ||
| 中間広筋 | 作用なし | ||
| 外側広筋 | 作用なし | ||
| 縫工筋 | 縫工筋 | 大腿神経(L2〜L3) | 屈曲外転外旋 |
| 大腿筋膜張筋 | 大腿筋膜張筋 | 上殿神経(L4〜S1) | 屈曲外転内旋 |
| 恥骨筋 | 恥骨筋 | 大腿神経(L2〜L3) | 屈曲内転 |
| 伸展系 | |||
| 大殿筋 | 大殿筋 | 下殿神経(L5〜S2) | 伸展 |
| ハムストリング | 半腱様筋 | 坐骨神経・脛骨神経部(L5〜S2) | 伸展 |
| 半膜様筋 | |||
| 大腿二頭筋(長頭) | |||
| 大腿二頭筋(短頭) | 坐骨神経・総腓骨神経部(L5〜S2) | ||
| 外転・内旋系 | |||
| 中・小殿筋 | 中殿筋 | 上殿神経(L4〜S1) | 外転内旋 |
| 小殿筋 | |||
| 内転系 | |||
| 内転筋群 | 薄筋 | 閉鎖神経(L2〜L4) | 内転 |
| 長内転筋 | |||
| 短内転筋 | |||
| 大内転筋 | 坐骨神経・脛骨神経部(L4〜S3) | ||
| 閉鎖神経(L2〜L4) | |||
| 外旋系 | |||
| 外旋六筋 | 梨状筋 | 仙骨神経叢・筋枝(L5〜S2) | 外旋 |
| 上双子筋 | |||
| 下双子筋 | |||
| 大腿方形筋 | |||
| 内閉鎖筋 | |||
| 外閉鎖筋 | 閉鎖神経(L3〜L4) | ||
股関節の主な疾患
股関節の疾患のイメージは、変形性股関節症や臼蓋形成不全などのイメージが強いと思うのですが、年齢や性別、日常習慣などで疾患や原因が異なってきます。
インピンジメント(FAI)などは整体などで早期に改善することは多いですが、Xray画像やMRIをしっかり撮り原因をはっきりさせた方がいいケースもあるので下の表をみて心当たりがある場合は病院への受診されてからの方がいいです。
私の方で整形外科検査などを行って、カウンセリングとのヒアリングで断定することは可能なので一度足を運んでみてください。
股関節の主な疾患一覧
カテゴリー別・好発年齢・好発性別・特徴
| 疾患名 | 好発年齢 | 好発性別 | 特徴・備考 |
|---|---|---|---|
| 小児 | |||
| 大腿骨頭すべり症SCFE | 10〜15歳 思春期 |
男性に多い | 成長期に大腿骨頭が骨端板部でずれる疾患。肥満の男児に多い。 |
| ペルテス病Perthes | 4〜8歳 | 男性に多い 男児に約4〜5倍 |
大腿骨頭への血流が途絶え骨頭が壊死・変形する疾患。 |
| 発育性股関節形成不全DDH | 乳幼児期 | 女性に多い 女児に約5〜7倍 |
臼蓋の発育不全により骨頭が不安定。 旧名:先天性股関節脱臼 |
| 化膿性股関節炎 | 乳幼児〜小児 | 男性にやや多い | 細菌感染による急性炎症。放置すると関節破壊を招くため早期治療が必須。 |
| 単純性股関節炎 | 3〜8歳 | 男性にやや多い | ウイルス感染後などに生じる一過性の滑膜炎。予後は良好で自然治癒が多い。 |
| 変性・その他 | |||
| 大腿骨頭壊死症ANF | 30〜50代 | 男性に多い | 血流障害により骨頭が壊死。ステロイド使用・過度の飲酒が主な原因。 |
| 急速破壊型股関節症RDC | 60〜80代 | 女性に多い | 1年以内に関節軟骨が急速破壊される予後不良の疾患。高齢女性に多い。 |
| 一過性大腿骨頭萎縮症 | 30〜60代 妊娠後期にも |
男女とも | 骨頭の一時的な萎縮による股関節痛。数ヶ月で自然回復することが多い。 |
| 弾発股(ばね股) | 10〜30代 | 女性にやや多い | 股関節屈伸時に腸脛靭帯や腸腰筋腱が引っかかり音や感触が生じる状態。 |
| 臼蓋形成不全 | 20〜50代 | 女性に多い | 臼蓋が浅く骨頭を十分に覆えない状態。変形性股関節症の主な原因となる。 |
| 大腿骨寛骨臼インピンジメントFAI | 20〜40代 | 男性にやや多い | 股関節動作で骨と臼蓋が衝突し軟骨・関節唇を損傷。活動的な若年〜中年に多い。 |
| 骨折・脱臼 | |||
| 大腿骨頭骨折 | 若〜中年 | 男女とも | 股関節脱臼に合併することが多い。血管損傷による骨頭壊死に注意が必要。 |
| 大腿骨頸部骨折 | 70代以上 骨粗鬆症と関連 |
女性に多い | 高齢者の転倒で多発。骨頭への血流が途絶えやすく骨頭壊死のリスクがある。 |
| 大腿骨転子部骨折 | 70代以上 | 女性に多い | 高齢者の転倒で多発。頸部骨折より血流障害は少ないが手術治療が基本。 |
| 骨盤骨折 | 全年齢 | 男女とも | 大きな外力による骨折。大量出血や内臓損傷を合併することがある重篤な外傷。 |
| 寛骨臼骨折 | 若〜中年 | 男性に多い | 受け皿(臼蓋)の骨折。股関節脱臼に合併することも多く整合性の回復が重要。 |
| (外傷性)股関節脱臼 | 20〜40代 | 男性に多い | 交通事故など強い外力で発生。後方脱臼が多く坐骨神経損傷を合併することがある。 |
| 関節リウマチ | |||
| 関節リウマチRA | 30〜50代 発症ピーク |
女性に多い 男女比 約1:3 |
自己免疫疾患による滑膜の慢性炎症。進行すると股関節の軟骨・骨破壊をきたす。 |
| 腫瘍 | |||
| 骨・軟部腫瘍 | 年齢により様々 | 男女とも | 大腿骨近位部や骨盤に発生する良性・悪性腫瘍。股関節痛・跛行の原因となることがある。 |
■ 当院の施術(カイロ × 筋膜リリース)
当院では股関節の痛みを 4方向から立体的にアプローチ します。
① 股関節の可動域を正常に戻す
- 前方・後方・内旋・外旋の動きを調整
- 関節包の硬さをゆるめ、詰まり感を軽減と関節への栄養供給不全の改善
② 深層筋(腸腰筋・梨状筋・内転筋)への筋膜リリース
- 股関節の動きに直結する深い筋肉を丁寧に調整
- 筋膜の癒着を取り、滑らかな動きを回復
③ 骨盤・腰椎のアライメント調整
- 骨盤前傾・後傾をニュートラルに
- 股関節が“正しい位置で動く”環境をつくる
④ 歩行・姿勢の改善指導
- 立ち方の重心位置
- 歩行中の股関節の使い方
- 再発を防ぐ体幹・中殿筋の使い方
股関節痛の改善には 「施術+使い方の改善」 が不可欠です。
■ 施術回数の目安
| 症状 | 改善の目安 |
|---|---|
| 軽度・中度の痛み | 3〜4回(1週間に1回ペース) |
| 慢性・長期間続く痛み | 8〜12回+セルフケア |
| 可動域制限 | 10〜15回以上 |
※ 初回検査であなたの状態を見て明確なプランをお伝えします。
■ 自宅でできる予防のセルフケア
① 腸腰筋ストレッチ
→ 股関節前の詰まり感を改善。
② 中殿筋エクササイズ(クラムシェル)
→ 骨盤の安定性UPで歩行が楽に。
③ 股関節内旋・外旋の可動域調整
→ 股関節をスムーズに動かす基礎づくり。
④ 足裏アーチのケア
→ 股関節の負担軽減に直結。
これらを取り入れることで、再発率が大幅に下がります。
■ 最後に
股関節の痛みは、
「年齢だから仕方ない」「ずっと付き合うしかない」と言われがちですが、
そんなことはありません。
根本の原因を正しく見つけ、身体の使い方を整えれば、
痛みのない生活を取り戻すことができます。
あなたの股関節の改善に向けて、全力でサポートします。